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「錆を中心に自然の色で染め、織り、繕い、しつらえる。」

記憶によぎる景色や情緒を布で表現しています。
布のある景色(生活)と佇まいをテーマに、干渉しすぎない、でもそこにあると心が穏やかになる、嬉しくなる布を製作しています。

ー錆染めについてー
錆染めは金属から発生する錆を使って布地に染めています。
茶、オレンジ系の色は鉄錆
緑、青系の色は銅の錆を使っています。
酸化が進んでいるものなので、強い負担をかけると滑脱、裂けることがありますので、ご注意ください。
淡色のものと摩擦すると色移りする可能性もあります。
酸化により色が濃くなっていくので錆染めそのものは色落ちしません。
時間とともに酸化していく姿をお楽しみください。
緑青は猛毒のイメージがありますが、実は有害物ではないことが照明されています。
なので、ご安心ください。
以下日本銅センターからの抜粋です。
”銅は、赤褐色の色合いをしていますが、これが大気中で雨露に当たると緑色の被膜ができます。これが緑青(ろくしょう)で、化学的には塩基性炭酸銅といわれる化合物で、サビの一種です。
東京大学医学部衛生学教室による「銅の衛生学的研究」では、長期の動物実験により緑青は毒ではないことを結論付けました。そしてこの調査結果をふまえ行われた厚生省(現厚生労働省)の3年間にわたる研究の結果、昭和59年8月に緑青は毒物や劇物に含まれるような有害物ではないことが認められました。”